なついキズとやけどのクリニック
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巻き爪・陥入爪

陥入爪(incurved nail, ingrown nail)と巻き爪(pincer nail)は混同されることが多いですが(医療現場でも正しく使い分けられていないのが現状)、全く別物です。
陥入爪は爪周囲炎、つまり、爪の端の先端が皮膚に食い込んで起こる炎症であるのに対し、巻き爪は骨(末節骨)の先端が盛り上がって骨棘となり、爪を押し上げて爪が丸まってしまった状態です。陥入爪は爪の端の痛みや肉芽形成が特徴ですが、巻き爪は爪の先端中央をぶつけた際の痛みが特徴で、炎症をおこすことは少ないようです。

  痛みの部位 治療法
陥入爪 爪の端の部分 テーピングと爪の処置
巻き爪 爪の中央・指尖部がぶつかると痛い 手術(骨棘切除、爪床形成術)

陥入爪の治療

陥入爪は手術は行わず、テーピングと爪ヤスリによる爪の処置で痛みはなくなり、普通に歩いたり、スポーツができるようになることが多いです。当院ではテーピングや爪の切り方の指導をフットケア認定看護師が行います。

初診時 テーピング終了

 

巻き爪は基本的に末節骨の変形(突出)が原因なので、骨突出部を削って平坦にし、爪を平らにする手術が必要になり、手術以外には根本治療はありません。
手術は局所麻酔で10分ほどで終了し、終了後は歩いて帰宅できます。もちろん、入院は不要です。
手術後の痛みも軽く、ほとんどの患者さんは手術翌日から普通に歩いて通院されています。また、術前の「指をぶつけると飛び上がるくらい痛い」という症状は翌日には消失し、靴が履けるようになります。手術翌日から入浴も可能です。

巻き爪(pincer nail)の治療例

50代女性。

手術前 手術前 162日後 162日後

65歳女性。

手術前 手術前 266日後 266日後

80歳女性。

手術前 手術前 34日後 34日後