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小児顔面熱傷の治療例

顔面熱傷は基本的にハイドロコロイド被覆材で治療し、軟膏類は使用しません。
消毒や石鹸(=合成界面活性剤)洗浄は行いません。消毒も石鹸も傷を深くするからです。

 

1歳3ヶ月女児

テーブルの上においてあった熱湯の入ったマグカップに手を伸ばして倒し、顔、胸部に熱傷受傷。〇〇大学付属病院に救急搬送され、形成外科で軟膏治療。「傷跡は残ります」と説明され、両親がネットで検索して1月27日に筆者の勤務病院を受診。ハイドロコロイド被覆材で治療。

初診時 6日後 13日後 552日後

 

9ヶ月男児

テーブルにおいてあったティファール電気ケトルのコードを引っ張って倒し、顔面などに熱傷受傷。直ちに〇〇病院に救急搬送され、応急処置を受けた後、△△病院形成外科に紹介された。医師から「きれいに治るかどうかは不明だが、恐らく痕が残るだろう」と説明された。その説明に両親が不安になり、ネットで熱傷治療について検索。
4月20日、筆者の勤務病院受診。ハイドロコロイド被覆材で治療。

初診時 2日後 8日後 46日後

 

1歳4ヶ月女児

キッチンのカウンターの上のスープに手を伸ばしてひっくり返し、顔面・胸腹部に熱傷。〇〇大学付属病院に救急搬送され、形成外科入院となった。胸腹部は軟膏治療だったが、顔については「特に治療はしなくていい」と説明されて放置。入院直後から両親はネットで熱傷治療について検索。3日後に退院し、直ちに筆者の勤務病院を受診。当時の勤務病院ではハイドロコロイド被覆材で治療。

初診時 5日後 21日後

 

1歳8ヶ月女児

テーブルの上のカップ麺に手を伸ばして倒し、顔面熱傷受傷。直ちに〇〇大学付属△△病院に緊急搬送され、形成外科入院となった。ポリミキシンB軟膏で治療。入院直後から両親はネットで熱傷治療について調べ、退院と同時に筆者の勤務病院を受診。
ハイドロコロイド被覆材で治療。

初診時 翌日 7日後 41日後

 

1歳7ヶ月男児

テーブルの上のカップ麺に手を伸ばして倒し、顔面などにヤケド。〇〇大学付属に救急搬送され、軟膏ガーゼの治療を受けたが、「顔は特に治療しなくていいが、痕は残るだろう」と担当医から説明を受けた。その説明に不安になり、ネット検索して筆者の勤務病院を受診。
ハイドロコロイド被覆材で治療。

初診時 2日後 6日後 57日後